キャパオーバー!!!


お疲れ様でした。
キャパオーバーの日々が続く毎日。
最近は顔色良くなったねって言われるようになりました。
キャパオーバー
――「頑張ればできる」じゃない。限界を超えさせるのは責任放置
■問題点
製造業の現場では、人手不足・納期圧迫・管理職の無関心などを背景に、「1人で3人分の仕事をさせる」「昼休憩も取れない」「教える暇もなく新人を丸投げ」といった”キャパオーバー”な働き方が常態化しているケースが見られます。
【主な問題点】
・安全リスクの増加
⇨作業に集中できず、ケアレスミス・操作ミス・災害につながる。
・品質低下・不良率上昇
⇨確認作業を省略、焦りから手順無視などが起きる。
・精神的・肉体的な限界
⇨慢性的なストレス・過労・体調不良
⇨メンタル不調・離職・労災(精神疾患含む)
・社内に「頑張って当たり前」という空気が蔓延
⇨キャパオーバーを訴えると「根性が足りない」と逆に叱責
⇨「助け合い」ではなく「押し付け合い」に変質
コンプライアンス上の問題は?
●労働環境に対する誠実義務違反
・社員がキャパを超えた義務を強いられているのにも関わらず、上司や会社が放置している場合、
⇨企業の管理責任・職場環境改善義務の不履行とみなされます。
●パワーハラスメントに該当する可能性
・明らかに無理な量の業務を与え続ける。
・限界を訴えても「甘え」として対応されない。
⇨これは精神的な圧迫・追い込み型のパワハラに該当することがあります。
労働基準法との関係は?
●労働時間に関する規定(労基法第32条)
・所定の労働時間(原則1日8時間、週40時間)を超えて業務を強要している場合
⇨違法な時間外労働として労基署の指導対象に
●安全配慮義務(労働契約法第5条)
・過重な業務によってメンタル疾患・過労死・労働災害につながった場合
⇨”企業に法的責任(損害賠償など)”が問われます。
●健康診断・労働時間管理義務の不履行
・長時間労働が状態化しているのに健康配慮をしていない場合
⇨労働安全衛生法違反となることもあります。
まとめ
【問題点】
安全リスク・品質低下・心身の不調・職場崩壊
【コンプライアンス】
管理責任の放置・パワハラ・職場環境不備
【労働基準法】
長時間労働・安全配慮義務違反・労災リスク
【本質】
「やればできる」「根性論」で押しつける働き方はブラックな象徴
「キャパオーバー=がんばり不足」ではありません。
働く人が壊れるまで働かせる組織に、未来も安全もありません。

