棚卸し


「棚卸し行う意味ないやん」って結局なるよねぇ。
つか海外の人を働かせるのはいいけど
まじ棚卸しの数間違い多いからマジ大変ね。(実体験済)
面倒だから棚卸し部品を隠す
――見なかったことにする”在庫の闇”
■問題点は?
棚卸しとは、会社の在庫や資産を正確に把握する大切な業務。
本来、毎年・毎月など定期的に行われるもので、正確な数量・金額・状態を確認し、経営や会計に反映させるべきです。
しかし、現場ではこうしたケースが起こることがあります。
・「面倒だから部品を見えない場所に隠す」
・「数が合わないと怒られるから記録に載せない」
・「不良品も”存在しなかったこと”にする」
つまり、「バレなければOK」という空気の中で、現場判断で勝手に棚卸し対象を除外する行為が行われているのです。
コンプライアンス上の問題
これは単なる”ラクをするため”の小さなズルでは済まされません。
以下のような重大なコンプライアンス違反に繋がります。
●虚偽報告・在庫改ざん
部品を隠すことで、実際の在庫と帳簿が一致しなくなります。
これはれっきとした虚偽記載・粉飾会計の一種とみなされる場合があります。
●経営判断の誤り
「部品が足りているように見える」→発注しない→実際には足りなくなる
という流れで、製造遅延・納期トラブルの原因になることも。
●組織ぐるみの隠蔽体質
個人がやっているようで、「上司に言われて」「黙認されていた」ケースも多く、組織ぐるみの改ざん文化に発展する可能性があります。
労働基準法との関係は?
■労働契約法 第5条「安全配慮義務」
・物を隠すために倉庫の高所作業を強いられる。
・長時間のサービス残業をしてでも「隠せ」と言われる。
→労働者の健康・安全を害する行為に繋がる。
■会計や社内規定の違反→処分・懲戒の対象に
会社によっては「棚卸し隠蔽は懲戒解雇相当」と明記している場合も。
よくある”棚卸し隠蔽”の現場実例
・工具を「使っていないフリ」をする
・不良部品を”良品”の箱の奥底に混ぜて隠す
・数が合わない時だけトイレや休憩所に持って行く
・段ボールで部品棚の一角を”目隠し”
いずれも、現場の忙しさや「怒られたくない」という心理が原因ですが、根本の問題は”正常に棚卸しできない職場環境”にあります。
まとめ
【問題点】
棚卸し対象の部品を意図的に隠すことで、在庫が正確に把握されない
【コンプライアンス】
虚偽記載・在庫改ざん・組織ぐるみの隠蔽体質
【労働法との関係】
安全配慮義務違反・社内規定違反・懲戒処分のリスク
【本質】
正直に報告できない”恐怖支配の現場”が原因であることが多い。
「バレなきゃいい」は、不正の始まりです。

